日本社会福祉教育学会 NEWS LETTER No.45

日本社会福祉教育学会 会員向けアンケートご協力の御礼と集計結果ご報告

 今回のアンケートは、現在、会員の皆さまが「社会福祉教育のどのようなことに興味関心を持っているのか」を把握し、今後の学会運営(大会や研究集会など)に役立てるのみならず、会員の皆さまのご意見・ご批判などを参考にしながら学会の更なる発展に生かすことを目的に、2024年4月1日から5月7日まで、本学会会員の皆さまを対象に無記名にて実施させていただきました。ご多忙の中、ご回答いただき誠にありがとうございました。おかげさまで、50名(回答率:20.3%)の方々にご協力いただくことができました。

ニュースレターイメージ

 全国より本学会に入会していただいていること、40~60代の会員の方が多く、若手研究者(20~30代)の会員が乏しいことがわかりました。

 その他、実践現場よりも教員の会員数が大半であることが明らかとなりましたが、理論と実践の両輪で社会福祉教育の質的向上を目指す方向を向くことができているのではないかと思います。また、主な専門分野も多岐わたり、多くの視点を持ちながら社会福祉教育の発展に寄与できているのではないかと思いました。

 しかし、「職場の同僚などに本学会会員になることを勧めたいと思いますか」といった質問では、「勧めたい(22名(44%)」とほぼ同数で「判断できない18名(36%)」という回答が得られました。その理由は、「勧めたい気持ちはあるが、現時点では活発な活動をしているとは言い難いため」、「メリットが不明確」といったご意見でした。

 これらのご意見をふまえ、本学会のニュースレターでも、皆さまにお届けする話題を検討していきたいと思います。

 今後も、皆さまのご意見をお伺いしながら学会運営の質的向上を進めてまいりますので、お力をお貸しいただければ幸いです。

 何卒、よろしくお願いいたします。

会員向けアンケート(日本社会福祉教育学会)【集計結果】

1.あなたの年代を教えていただけますか。

回答数(n)割合(%)
20代00
30代12
40代1734
50代1938
60代1224
70代12
80代00
90代00
回答したくない00
50100
あなたの年代を教えていただけますか

2.あなたのご所属先の地域を教えていただけますか。

回答数(n)割合(%)
北海道510
東北714
関東・東京1530
中部816
近畿918
中国48
四国00
九州24
沖縄00
50100
あなたのご所属先の地域を教えていただけますか。

3.あなたの職種を教えていただけますか(複数回答可)。

なお、「その他」を選択された方は、どのような分野(地域福祉、司法福祉など)であるのかご記載いただけますか。

回答数(n)
大学教員41
専門学校教員1
実践現場(医療分野)1
実践現場(高齢者分野)4
実践現場(児童分野)0
実践現場(障がい分野)3
その他3
その他

実践現場(地域福祉)、社会福祉関係研究所、高等学校教員

あなたの職種を教えていただけますか

4.あなたの主な専門分野を教えていただけますか(複数回答可)。

回答数(n)
理論・思想6
歴史3
制度・政策4
方法・技術24
社会福祉教育27
児童福祉1
障がい者(児)福祉7
女性福祉・ジェンダー0
家族福祉1
地域福祉11
国際社会福祉3
貧困・低所得者福祉1
医療福祉3
震災・災害福祉2
精神保健福祉7
司法福祉3
その他4
その他

LGBTQ、高齢者、介護福祉、特になし

あなたの主な専門分野を教えていただけますか

5.本学会の大会や研究集会、ニュースレターに取り上げてほしい話題を教えていただけますか(複数回答可)。

回答数(n)
ソーシャルワーク実習教育の進め方30
ソーシャルワーク実習教育の進め方演習の進め方28
学生参加型の授業の作り方21
講義の教授方法19
シラバスの作成方法9
学生への学習支援の行い方16
学生との関わり方(コミュニケーション方法など)11
教育評価25
その他2
その他

卒後教育、特になし

本学会の大会や研究集会、ニュースレターに取り上げてほしい話題を教えていただけますか

6.職場の同僚などに本学会会員になることを勧めたいと思いますか。

回答数(n)
是非、勧めたい7
勧めたい22
あまり勧めたくない1
勧めたくない2
判断できない18
職場の同僚などに本学会会員になることを勧めたいと思いますか

7.上記6にて選択した理由を教えていただけますか。

◆「是非、勧めたい」「勧めたい」を選択した方の理由◆
  • 最近参加できていませんが、教育に熱心に取り組もうとされている学会であること。
  • 医療系の専門職では、それぞれの専門職に特化した教育学会があり、研究者は自らの専門分野とは別に教育系の学会にも所属していることが一般的である。
  • 教授法について情報交換の活性化のため
  • 学会にふさわしい研究、取り組みをされているが、入会されていないため。
  • 社会福祉教育は、専門職養成校に携わる全ての教職員にとって重要な関心事であると考えるためです。
  • ソーシャルワーク教育の質を高めるため
  • 社会福祉教育に携わる者として、社会福祉教育について専門的に学ぶ機会が重要であると考えるため。
  • 社会福祉教育を研究テーマとした教員も在籍するため
  • 実際行っている教員や関係者の声を反映して改善につなげるためにも多くの会員が必要だと思うので
  • 実習や演習について学べることがあると感じるため
  • 情報共有ができるので
  • 社会福祉教育に関する情報を得る機会となるため
  • 同じ領域で仕事をしている中には、共通認識を持ち業務、教育を行っていく必要がある。そういう意味では、共通認識構築のために活用できる場であると考えるため。
  • 社会福祉教育の方法論を学んでほしいから。
  • 全員が専門職養成などの社会福祉教育に携わっている職場であるため
  • ソーシャルワーク演習・実習教育の教授法について悩んでいる先生方もおられるため。
  • 教員としての教育に役立つから
  • 社会福祉教育に特化して教育方法や教育内容について語り・学べる唯一といってよい学会だから。
  • 社会福祉現場における人材育成を進める上で、大切なテーマを扱う学会なので勧めたい。しかし学会の大会などの企画に参加したいですが、遠方かつ実習巡回と重なり参加できない事が多いので、多様な参加方法を検討して頂きたいと思います。
◆「あまり勧めたくない」「勧めたくない」を選択した方の理由◆
  • 学会としての情報提供が少ない。
  • 学会運営機能の基盤が弱いのではないかと思うところ
◆「判断できない」を選択した方の理由◆
  • 学会の知名度がそれほど高くなく、他者に勧めても反応が薄いため。
  • 勧めたい気持ちはあるが、現時点では活発な活動をしているとは言い難いため。
  • このアンケートを踏まえ、活発な活動に結び付くのであれば、自信を持って勧めていきたい。
  • 実践現場の為、本学会に興味関心のある職場の同僚がいない
  • 入会後の学会活動を踏まえての回答
  • 活躍の分野、職場によって人それぞれであるため。
  • その方にとってどのような意味があるかはわからないから。
  • 実習指導に関わるものが他にいないため
  • 最近、自身が学会活動ができていないため
  • 福祉教育の指導に直接関わる人が少ないため。年会費の負担が伴うため。
  • メリットが不明確
  • 学会入会にはそれぞれの意思で決められるものなので
  • 現在は教職を離れて現場にいるため
  • 各先生方の考え方の個性が大きいため

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日本社会福祉教育学会事務局

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〒998-8580 山形県酒田市飯森山3-5-1
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