2025年7月31日発行
目次
- 巻頭言 更新版グローバル・スタンダードの採択から5年
- 日本社会福祉教育学会 第21回大会のご案内
- アポリア連載
大学教育を考える - 専門教育とは「〇〇〇」である!
専門教育とは、「進化」である!
専門教育とは、「学生の多様な経験を教育資源として最大限に活用すること」である! - お知らせ
- 編集後記
2025年7月31日発行
2025年9月6日(土)~9月7日(日)
川崎医療福祉大学(岡山県倉敷市松島288 山陽本線中庄駅から2キロ)
2021年度から開始された社会福祉士養成新カリキュラムが5年目を迎えました.本学会では,実習・演習を中心に,教育のあり方について検討が重ねられてきました.人々を取り巻く課題が複雑化・複合化・深刻化・グローバル化と多様化していく中で,ソーシャルワーカーは多様な地域住民を支え共に活動することが求められます. そして,社会福祉教育においても多様な学生への教育が求められます.ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの情報伝達技術が発展する反面,顔と顔を合わすコミュニケーションにおける課題が指摘されることが少なくありません.
第21回大会では,個別性・多様性に着目した教育をテーマに取り上げます.ソーシャルワーカーの基本的技術である「伝える」を手がかりにスーパービジョンを再考し,地域における実践型教育を検討します.参加者の皆さまと共に,“多様な”側面から,社会福祉教育を考える機会にできればと考えています.
13:00~13:15 | 【開会式】 ・大会長挨拶 ・学会長挨拶 北海道医療大学 志水幸 |
13:15~15:15 | 【基調講演】 「伝えたいことを・伝わるように・伝える ―TEACCHの考え方を援用した指導―」 (1)「TEACCHの考え方の基本」 川崎医療福祉大学 医療福祉学科 准教授 諏訪利明 (2)「TEACCHの考え方を実践で活用する」 川崎医療福祉大学 医療福祉学科 講師 小田桐早苗 |
15:30~17:20 | 【開催校企画シンポジウム】 「現場にスーバービジョンはあるのか? ―“四者良し”を目指すスーパービジョン―」 ・コーディネーター:竹中麻由美(川崎医療福祉大学) ・話題提供(実習スーパービジョンを巡る動向)及びコメンテーター:楢木博之(静岡福祉大学) ・養成校教員の立場から: 口村淳(岡山県立大学 保健福祉学部 現代社会福祉学科) ・実習指導者の立場から:高倉紀子(岡山県社会福祉士会,岡山市北区北地域包括支援センター 社会福祉士) 実習生だった立場から:ノートルダム清心女子大学4年次生2名 |
17:50~19:50 | 【情報交換会】 ・川崎医科大学附属病院レストラン |
10:00~12:10 | 【学会企画シンポジウム】 「資格者養成教育の範囲を超える -社会・地域における実践型教育から学ぶ-」 ・田村久美(川崎医療福祉大学) 田村ゼミ「消費者教育」 ・川島恵美(関西学院大学) 「ソーシャルワーク実習入門」 ・小関久恵(東北公益文科大学) 「長期学外学修プログラム」 |
12:20~13:00 | 総会 |
13:00~14:00 | 昼食休憩 【開催校企画ランチョンセミナー】 「指導する立場で知っておきたいイマドキ学生の生成AIの使い方」 川崎医療福祉大学 医療データサイエンス学科 講師 谷川智宏 |
14:00~14:25 | 【教育実践報告】 |
14:30~15:30 | 【自由研究報告】 |
15:30~ | 【閉会式】 |
「伝えたいことを・伝わるように・伝える―TEACCHの考え方を援用した指導―」
自閉症・発達障害者への支援であるTEACCH(Treatment and Education of Autistic and Related Communication handicapped Children)プログラムは,世界で一定の評価を得ている.TEACCHの特徴を自閉症・発達障害者以外の人々にも援用し活用することで,コミュニケーションを円滑に進めることができる.正確・適切に共有するための具体的方法について,TEACCHの考え方から社会福祉教育への示唆を得る.
「現場にスーバービジョンはあるのか?―“四者良し”を目指すスーパービジョン―」
実習指導におけるスーパービジョンの重要性は指摘されているものの,ソーシャルワーク実習はもちろん現場において,スーパービジョンが浸透しているとは言い難い状況がある.今回のシンポジウムでは,特に実習に着目して学生へのスーパービジョンについて検討したい.
伝えたいことを・伝わるように・伝えるスーパービジョンとは,クライエントの利益を視野に入れたスーパービジョンとは,実習指導者,実習担当教員,そして実習生だった立場から,実習スーパービジョンについて検討する.
「資格者養成教育の範囲を超える-社会・地域における実践型教育から学ぶ-」
社会福祉士をはじめとする社会福祉専門職の養成は、法律をはじめ様々な規定に従って行われ、ある意味で「品質保証」が行われている。しかし、それは高等教育と連動して行われる場合、運転免許取得のための自動車学校のような完全に標準化された画一的品質保証とは異なる。最低限の標準的力量は備えながらも、各養成校の理念・目的に応じた工夫・実践が行われている。その中でも、社会・地域と触れ合う参加型のカリキュラムには各校・各教員の多様な工夫がみられており、本学会としても共有し会員の学びとする価値は高いと考えられる。
今回は以下の要件を満たす科目を選び報告を依頼した。
以上の3要件である。
「指導する立場で知っておきたいイマドキ学生の生成AIの使い方」
生成AIは教育・研究で活用されている.もちろん学生も例外ではない,いやむしろ学生の方が使いこなしているともいえる.学生を指導する立場となる教員や現場の職員が知っておきたい,イマドキ学生がどのように生成AIを使いこなしているのかを知る機会となる.
○主催:日本社会福祉教育学会
○共催:岡山県社会福祉士会(実習指導者養成研修委員会),ソーシャルワーク教育学校連盟中国四国ブロック(予定),岡山県医療ソーシャルワーカー協会(予定)
○開催担当校:川崎医療福祉大学 医療福祉学科
※必ず「事前の参加登録」と「参加費のオンライン決済」をお願いします。
(参加費を振込等でお支払いされる場合は,事前登録後に事務局までご連絡ください。)
会員・非会員 | 学生・大学院生 | |
全日参加 | 8,000円 | 2,000円 |
1日参加 | 4,000円 | 1,000円 |
情報交換会(9/6) | 5,000円 |
大会の参加申込と自由研究報告及び教育実践報告の発表申込は,下記リンク先学術集会JPで受け付けます。
第21回日本社会福祉教育学会|学術集会JP
https://gakujutsushukai.jp/jsswe2025
日本学術会議法案の修正について、当学会は2025年4月23日発出の日本社会福祉系学会連合による「日本学術会議法案に関する会長声明」への賛同を表明しております。
この度、法案の修正を求める社会学・社会福祉学・社会政策学研究者有志による「署名活動のホームページ」が開設されました。
署名への参加は各個人のご判断によるものですが、理事会の議を経て、サイト開設については広く周知することになりましたので、お知らせいたします。
「日本学術会議法案の修正を求める社会学・社会福祉学・社会政策学研究者有志ホームページ」
なお、署名活動は継続的に実施予定とのことですが、国会では4月25日(金)に続き5月7日(水)に審議が行われる予定のため、署名の印刷・郵送の手続きを考え、4月30日(水)正午にいったん集約される予定となっていますことを申し添えます。
日本社会福祉教育学会会長 志水 幸
日本社会福祉系学会連合より2025年4月23日に発出された「日本学術会議法案に関する会長声明」へ賛同いたします。
日本社会福祉教育学会会長 志水 幸
学会誌第29・30合併号をお送りさせていただきました。
本号では、課題研究「ICTを活用した社会福祉教育のあり方に関する総合的研究」の成果がまとめられた3つの論文が特集論文として掲載されています。
この特集論文については、保正論文→大村論文→山田論文の順にお読みいただくことで理解しやすくなっておりますが、編集過程でのミスにより大村論文→保正論文→山田論文の順に掲載されてしまっています。
皆様のご理解の一助として、保正論文→大村論文→山田論文の順にお読みいただくことをお勧めいたします。
この度は編集過程でのミスがありましたこと、深くお詫び申し上げます。
学会誌編集委員会
委員長 阪口春彦
2025年3月31日発行
2025年2月15日(土)にアジア国際社会福祉研究所が主催する第9回国際学術フォーラムが開催されます。
本会も後援団体として,会員の皆様へお知らせいたします。
詳細は,下記リンクよりご確認ください。
開催日:2025年2月15日(土)
時間:10:00~16:30
会場:淑徳大学東京キャンパス9号館
開催のご案内 | 淑徳大学
https://www.shukutoku.ac.jp/news/nid00004685.html
2025年3月16日(日)13:00〜15:30
オンライン開催
日本社会福祉教育学会では、新カリキュラムが本格導入された2022年度から2024年度までの期間、継続的に2カ所・240時間実習の実施に関連するシンポジウムやワークショップを行なってきた。第12回の春季研究集会では、基調講演とシンポジウムを開催、第19回大会では開催校主催でワークショップを実施、更に第14回春季研究集会において再度ワークショップを開催した。
これらの継続的な集まりに参加された皆さんから出されたものをまとめると、実習実施にあたり、異なる2カ所の実習をどのようにつなぐのか、異なる2カ所目の実習先との連携のあり方、実習先・養成校・実習生それぞれへの負担増にどのように対応すべきか、という3つの課題に集約される結果となり、第20回大会(2024年9月)で報告のポスターを掲出した。
今回の春季研究集会では、2カ所実習として継続してきたテーマの総まとめ的な意味で、特色ある方法で実習を実施しておられる養成校から実施報告をしていただき、更に各校の工夫などを出し合って上記の3つの課題への対応を話し合う機会を設けたいと考えている。すでに2カ所実習が2年目を終えた養成校が多いと思われるので、それぞれの経験からアイディアを持ち寄り、今後のより良い2カ所実習へとつながっていくことをめざしたい。
参加申込〆切:2025年3月7日(金)まで
申し込みフォーム:https://forms.gle/XXH2jfwVRYFXUzYu8
13:00 | 開会 挨拶(日本社会福祉教育学会会長 志水 幸 氏) |
13:10 | 各養成校からの実施報告 高杉 公人 氏(新見公立大学) 小野 セレスタ摩耶 氏(同志社大学) 竹森 美穂 氏(関西学院大学) コーディネーター:川島 惠美 氏(関西学院大学) |
14:10 | 休憩 |
14:20 | 登壇者及び参加者によるディスカッション 「3つの課題への対応・工夫について」 |
15:00 | 各グループからの報告 |
15:30 | 閉会 |
本学会の名誉会員である岡本民夫先生が、2024年12月11日(水)に満88歳でご逝去されました。
先生は2008年から2014年まで監事を務められるなど、長年にわたり本学会の発展のために大きな貢献を果たされました。ここに謹んでご冥福をお祈りします。
2024年11月30日発行
本学会では、『日本社会福祉教育学会誌(Japanese Journal for the Study of Social Welfare Education)』第32号(2025年9月発行予定)への投稿論文を募集しています。
※第31号(2025年3月発行予定)への投稿は、2024年8月末日に締め切りました。
現在、「学会誌の電子ジャーナル化」に向けた準備を進めており、第32号から電子公開(紙媒体での配布は中止)とする予定です。
編集規程、執筆要領を熟読のうえ、「2025年2月末日」までに、添付の「投稿にあたってのチェックリスト」とあわせて、下記アドレス宛にご投稿ください。
原稿投稿先:editor.jsswe@gmail.com(日本社会福祉教育学会誌編集委員会宛)
なお、査読・修正作業はメールにて進めさせていただきます。
みなさまの投稿を心よりお待ちしております。
本学会では、『日本社会福祉教育学会誌(Japanese Journal for the Study of Social Welfare Education)』第32号(2025年9月発行予定)への投稿論文を募集しています。
※第31号(2025年3月発行予定)への投稿は、2024年8月末日に締め切りました。
編集規程、執筆要領を熟読のうえ、「2025年2月末日」までに、添付の「投稿にあたってのチェックリスト」とあわせて、下記アドレス宛にご投稿ください。
原稿投稿先:editor.jsswe@gmail.com(日本社会福祉教育学会誌編集委員会宛)
なお、査読・修正作業はメールにて進めさせていただきます。
みなさまの投稿を心よりお待ちしております。
2024年7月31日発行
2024年9月7日(土)8日(日)
八王子市学園都市センター(JR八王子駅北口正面イベントホール)
八王子市旭町9番地1号八王子スクエアビル12階
※駅前会場にしたおおきな理由は地域市民にも参加してもらい広く本学会とその活動を周知していくことを目的としている。そこで初日の一般市民の参加を検討していきたい。
創価大学・中央教育棟
13:00~13:15 | 開会式 |
13:15~14:45 | 基調講演 |
14:45~15:00 | 休憩 |
15:00~16:40 | 開催校企画シンポジウム |
17:00~17:30 | 休憩・移動 |
17:30~19:30 | 情報交換会 |
10:00~12:30 | 学会企画シンポジウム |
12:30~12:40 | 休憩 |
12:40~13:15 | 総会 |
13:15~14:00 | 昼食休憩 |
14:00~14:25 | 新カリ2か所実習に関する情報交換 |
14:25~15:25 | 自由研究報告 |
15:25~15:30 | 閉会 |
「SDGsの実現に必要な社会福祉教育とは ~環境福祉学の視点から~」(仮)
炭谷 茂 氏(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長、環境福祉学会会長、ソーシャルファームジャパン会長、元環境事務次官)
「SDGsに貢献する地域課題解決型の教育活動の取り組みと社会福祉教育 ~循環する地域参加と学び~」(仮)
地球沸騰化や日本少子高齢化、格差社会等による社会課題はより身近になっている。大学では地域貢献が第三の使命といわれる。法学部での夜回り、経営学部での子ども食堂の運営。今、社会福祉以外の学部やゼミで社会課題に取り組む活動が増えている。また、2022年から、高校では本格的に探究学習がスタートした。探求学習では自分なりに問いを立て、情報を集めて分析して、まとめ発表する一連の流れを行われてくる中で、これらを受けて社会課題を取り扱い、考えアクションに結び付ける流れをうけて高等教育機関ではこれらをさらに展開するような活動の提供はないのだろうか。
活動を通して課題の発見では社会福祉学部ではこれらは無関係なのだろうか。本学で地域課題に取り組むゼミ・教員の活動をもとに、社会福祉学以外の領域での地域課題への取り組みそしてその教育に対する考えなどから地域課題の解決、地域参加への在り方を検討する。これらは、グローバル定義においても『ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として・・・諸科学の』とあるように別領域の知識・技術をもって地域課題の解決に取り組む広域の知識を取り込む方策への一助となると考える。
司会
西川 ハンナ 氏(文学部准教授、当学会理事)
シンポジスト
伊藤 貴雄 氏(文学部教授)
野村 佐智代 氏(経営学部教授)
丸田 晋策 氏(理工学部教授)
コメンテーター
炭谷 茂 氏(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長、環境福祉学会会長、ソーシャルファームジャパン会長、元環境事務次官)
「メゾ及びマクロ・レベルの力量を身につけるための循環型教育 ~ソーシャルワーク実習における学校と実習先の協働に焦点を当てて~」(仮)
新しい養成カリキュラムにおいては、地域共生社会の実現に向けたソーシャルワーク機能を果たせる力、とりわけ分野横断的な実践力や住民と協働する実践力の習得への期待が高い。地域における多様なニーズや多機関協働、社会資源開発などの実態をより深く学ぶために、ソーシャルワーク実習の充実化が図られている。具体的には、実習時間が拡大され、機能の異なる2か所以上の実習先への配属が行われるようになってきた。また、実習のねらいと内容については、「地域」が一つのキーワードとなり、メゾ及びマクロ・レベルの力量を身につけられる実習教育が求められている。
このような実習を行うためには、学校と実習先の連携による循環型教育が欠かせない。このシンポジウムでは、メゾ及びマクロ・レベルの実践力を習得できる実習に先駆的に取り組んでいる学校及び実習先の教育枠組みと教育実践について取り上げ、今後の可能性と課題について検討する。
全体司会・コーディネーター
ヴィラーグ ヴィクトル 氏(日本社会事業大学、当学会理事)
報告1
A校の例「神奈川 田園調布学園大学と実習先の取り組みについて」(仮)
・小平 隆雄 氏(人間福祉学部共生社会学科)
・小薮 基司 氏(若竹大寿会横浜市すすき野地域ケアプラザ所長)
報告2
B校の例「東京 武蔵野大学と実習先の取り組みについて」(仮)
・渡辺 裕一 氏(人間科学部社会福祉学科)
・野嶋 成美 氏(社会福祉法人台東区社会福祉事業団 みのわ地域包括支援センター 社会福祉士)
モデレーター
小山隆氏(同志社大学、当学会理事)
下記リンク先学術集会JPよりご登録ください。
学術集会JP|第20回日本社会福祉教育学会
https://gakujutsushukai.jp/jsswe2024
発表登録〆切:7/17(水)
※会員,一般,学生の方々と八王子市民向けの参加申込は方法が異なりますのでご注意ください。
1日目のプログラムのみ,八王子市民の皆様は無料でご参加いただけます。
下記リンク先より必要事項をご入力の上お申し込みください。
第20回大会八王子市民向け参加申込フォーム
https://forms.gle/mgS9ZjxqMnAkugJ79
八王子市民の方でも2日目のプログラムへの参加(有料)をご希望される場合は,下記,会員,一般,学生向け参加申込のリンク先からお申込みください。
※参加区分は,「1日参加」をご選択ください。
(1日目が無料,2日目の参加費として1日分をご負担いただきます。)
下記リンク先,学術集会JPよりお申込みください。
参加申込と参加費,情報交換会参加費のオンライン決済ができます。
※学術集会JPのアカウント登録が必要です。
(メールアドレスとパスワードの設定)
学術集会JP|第20回日本社会福祉教育学会
https://gakujutsushukai.jp/jsswe2024
事前参加申込〆切:8/25(日)
2024年3月31日発行
本学会では、『日本社会福祉教育学会誌(Japanese Journal for the Study of Social Welfare Education)』第31号(2025年3月発行予定)への投稿論文を募集しています。
※第30号(2024年9月発行予定)への投稿は、2024年2月末日に締め切りました。
編集規程、執筆要領を熟読のうえ、「2024年8月末日」までに、添付の「投稿にあたってのチェックリスト」とあわせて、下記アドレス宛にご投稿ください。
原稿投稿先:editor.jsswe@gmail.com(日本社会福祉教育学会誌編集委員会宛)
なお、査読・修正作業はメールにて進めさせていただきます。
みなさまの投稿を心よりお待ちしております。
2024年3月3日(日)午後13:00〜16:30
大阪市北区梅田 関西学院大学梅田キャンパス 1003教室
2021年度入学生より社会福祉士養成第3期の新カリキュラムが制定され、ソーシャルワーク専門職としての社会福祉士養成の位置付けの強化、養成各科目における「相談援助」から「ソーシャルワーク」への転換、「講義—演習—実習」の学習循環、マクロ実践の強化等が謳われている。その中でも、実習時間が60時間延長されて240時間以上となり、また、実習体験の場を異なる2箇所以上で行うことになり、多くの養成校において、2023年度より様々なパターンによる2箇所実習が始まっている。
本学会においても、一昨年の春季研究集会において、240時間実習のあり方についてのシンポジウムを行い、また今年度の大会では、開催校企画として「新カリキュラムに対応した実習及び演習プログラム開発ワークショップ」と題し、2箇所実習に関する体験を持ち寄り、実習実施パターンによる4つのグループに別れ、事前・事後の学習も含めた課題について出し合う機会を持った。しかしながら、限られた時間の中では、それらの課題に対する解決策を見いだすところまで到達することは難しかった。
そこで、今回の春季研究集会では、このワークショップの続編として、2箇所実習の実施形態ごとに、それぞれの実習教育目標、2箇所の実習の連携方法、事前・事後指導を含む教育目標や教育内容について、ワークショップ形式で参加者の智恵を出し合い、課題解決に向けてより良いソーシャルワーク実習のあり方を考える機会を設けることになった。
この新カリ2箇所実習については、実施方法も様々であり、複数年の経験を経ないと、その教育効果を測ることは難しいのではないかと考えられるため、本学会としては、今後も継続してこのような機会を持って一定の成果が出せることを目指したいと考えている。
ファシリテーター:高杉公人(新見公立大学)
コーディネーター:川島惠美(関西学院大学)
参加申込〆切:2024年2月29日まで
申し込みフォーム:https://forms.gle/8skWZmyzNJ7wYQUQ7
2023年11月30日発行
2023年7月18日発行